こんにちは、掃除機選び相談室のYUIです。家電量販店のクリーナー売り場を担当して4年、実演販売の現場に立ち続けてきました。
「掃除機、結局どのメーカーがいいの?」——これは売り場でもネットでも、一番よく聞かれる質問です。
この記事では、特定のメーカーの肩を持つのではなく、売り場全体を見ているからこそわかる6大メーカーの特徴を、総合力ランキングという形でまとめてみました。
先にお伝えしておくと、「絶対にこれが一番」という正解はありません。ご家庭の間取りや悩みによって、合うメーカーは変わってきます。
まずは全体像をつかむための参考にしてください。
※このランキングは当サイトの管理人が販売経験をもとに独自でランキングしています。
この記事でわかること
- 6大メーカーの特徴と、現役販売員が見た総合力ランキング
- ランキングの順位だけで選んではいけない理由
- あなたに合うメーカーの見つけ方
スティッククリーナー(コードレス掃除機)の全体の傾向【2026年】
人気の傾向
「人気なのはどれですか?」これは、売り場でもよく聞かれる質問です。この質問を受けた際に答えるのは、単純に〇〇のメーカーが人気ですよ、という回答は避けるようにしています。
理由は、いくら人気の商品でも、お客様が求めるものに合致するかどうかは分からないということがあります。そのため、「吸引力で選ぶと〇〇ですし、軽さで選ぶなら〇〇ですよ」というようにお答えしています。
人気というだけで選ばないで、というのが率直な意見ですが、それでも、あえて、人気のメーカーということで選ぶとしたら、、、
ダイソンはやっぱり人気です。最近は、シャークを目的にご来店されるお客様も増えました。
価格の傾向
掃除機は、数年前まで、「3万円」くらいで、それなりのものが買えました。そして、掃除機を買い替えるのは数年経ってから。そのため、お客様は「3万円くらいで、買えるものないですか?」といらっしゃる方もあります。
なのですが、、、
残念ながら、3万円のご予算で、「それなりの掃除機を選ぶ」ということが難しくなっているのが実情です。
数年前まで、ダイソンだけが高いイメージだったと思いますが、今は、どのメーカー定価は5万円から10万円。店頭で安くなっていて、「5万円台」「6万円台」といったところが相場です。
掃除機だけではないかもしれませんが、価格だけで選ぶと失敗しやすい場合が多いので、要注意です。
性能の傾向
最近は、「軽さ」を求められることが多い傾向にあります。それは、おそらく発売当初のダイソンが重かったから。
この部分は、ダイソンも改善してきて、軽いタイプのものも出ていますし、以前に比べるとずいぶん軽くなったと思います。
逆に、国内メーカーはこぞって軽さを求めている傾向を感じます。軽さの筆頭は日立でしょうか。「ラクかる」などのブランド名にも反映されていますね。
コードレス掃除機の重さの原因は、バッテリーとモーターが主です。もちろん、他の部分の素材などの影響、全体のバランスの影響も大きいですが、バッテリーの大きさは重さに直結します。
そのため、軽さを求めると、単純にバッテリーが小さくなりがち。そうなると、吸引力が落ちたり、使用時間が短くなる傾向にあり、軽さだけで選ぶと全然吸わないじゃん!ということにもなりかねないので注意が必要です。
掃除機メーカー総合力ランキング
今回のランキングは、吸引力の持続感、ラインアップの幅、価格帯、アフターサポートの手厚さなど、複数の観点を総合して見たものです。あくまで「まず知っておきたい全体像」として参考にしてください。
なお、この順位は売り場に立ってきた私自身の経験にもとづく、あくまで個人の独断と偏見によるものです。データや調査に基づく客観的な優劣ではないので、その点をふまえた上でご覧いただければと思います。
ダイソン
総合評価

サイクロン式ならではの吸引力の持続性と、デザイン性の高さは、変わらず不動の人気ぶりです。
ダイソンの良さは、何といっても吸引力。これは、店頭で実演販売を行なっても、他社製品に比べて圧倒的な差があります。
「ダイソンは買わない!」とおっしゃっていたお客様も、実演すると「これだけ吸うならダイソンにしようか」といって、結局ダイソンを購入されることも多くあります。
用途別のアタッチメントも豊富で、「一台であらゆる場所を掃除したい」という方に向いています。
子育て世帯やわんちゃん、猫ちゃんを飼っていらっしゃるご家庭には特にお勧めです。
定価価格帯はやや高めなので、予算とのバランスは事前に確認しておくと安心。
SALEになっているタイミングなどを狙って、上位モデルをお得に買うのがお勧めです。
シャープ
総合評価

シャープの掃除機は吸引力もよく、上位モデルは音が静かです。
シャープは毎年秋ごろ、ラインナップがリニューアルする傾向にあります。
2026年9月時点でも、すでに新しいラインナップに変わっています。
ブラシが「極吸ヘッド」なるタイプに進化し、ブラシには髪の毛が絡みにくい仕様に変わりました。
実際、店頭で実演しても、ゴミをよく吸いますね。個人的には、国内メーカーではシャープがお勧めです。
バッテリーを外して充電器で充電するタイプなので、その手間が面倒は人にはお勧めしませんが、スタンド型の充電ではないので、掃除機本体をコンセントのそばに置く必要がありません。
コードレス掃除機を見えない場所(クローゼットなど)で保管したい方にはシャープがおすすめです。
シャーク
総合評価

ダイソンの後を追って、グングン成長している印象のシャーク。
吸引力もよく、ヘッドにアクティブフラップというゴミをかき集めるゴム製のピロピロがついてから、細かいゴミもかき集められるようになり、吸い漏れが少なくなりました。
ヘッドの動きも良いので、取り回しは良いですね。毛も絡みにくいブラシになっています。
ドック付きの掃除機を初めて出したのはシャークだったかと思います(違っていたらごめんなさい!)が、
ただ、ドック付きはデメリットもあるため、ゴミ捨ての手間が苦じゃない人には、ドック付きはおすすめしません。
持ち手が真っ直ぐのタイプは少し重く感じる方もあると思います。店頭で、手に取って、実際に持って確認されることをおすすめします。
東芝
総合評価

東芝の掃除機は、音はちょっとうるさいですが、吸引力はなかなか良いです。
2026年秋、東芝もラインナップがリニューアルしました。
通常のコードレスタイプの掃除機だけでなく、ドック付きも2種類あり、紙パック式のコードレスもあり、幅広く選べます。
東芝の通常のサイクロン式スティッククリーナーは、充電の線を自分で指すタイプ。ちょっと手間ですが、掃除機の一番上に差し込み口があり差しやすい。
また、ちょっとしたことですが、ダストボックスに日本語で「まわす」「しまる」が書いてあり、ご高齢の方にもわかりやすく、使いやすい仕様になっています。
吸引力を求めるなら、トルネオシリーズの最上位モデルVC-CL75X(2026年秋モデル)がオススメです。
価格と機能のバランスのよさが東芝の魅力です。
日立
総合評価

日立のスティックタイプの掃除機の特徴は、なんといっても軽さ。
一番軽いものはなんと、1.1kg。本当に軽いので、ご高齢の方でも楽にお使いいただけると思います。
2026年9月にドック付きを新たに発売。ドックの中は紙パック式ではないので、ドック付きで紙パックのランニングコストが気になる方には、らくメンテスティック(PV-BG1000R)がおすすめ。バッテリーも良くなっているので、吸引力は上がっている印象です。
そのほかのシリーズ、ラクかるスティック(サイクロン式)、かるパックスティック(紙パック式)の掃除機は、いずれも軽さが推しポイント。
とにかく軽いコードレス掃除機が欲しい方は、日立がおすすめです。
パナソニック
総合評価

パナソニックの掃除機は軽さとシンプルなデザインが人気です。
吸引力はがんばれ!って感じることもありますが、吸いたいのはホコリと髪の毛くらいのご家庭にはおすすめできます。
パナソニックは、見た目のシンプルさ、色合いなどで、「パナソニック好き」メーカー推しの方もいらっしゃるので、ほぼ指定価格で店頭では値引きがされない商品ばかりでも、パナソニックを選ばれる方も多くいらっしゃいます。
紙パック式、ドック付き、ミストが出るタイプもあり、用途に合わせて幅広く選べます。
国内メーカー、パナソニックという安心感で幅広い層に人気です。
ランキングだけで選んではいけない理由
ここまで総合力でランキングにしましたが、正直なところ、実際の相談では順位がそのまま当てはまらないケースの方が多いです。
「軽くて、よく吸う掃除機が欲しい」
というのは、皆さんがおっしゃるご希望の一つです。
ただ、本当によく吸う掃除機を選ぼうと思うと、重さは重くなりがち。
逆に、軽いのを選ぶと、吸引力は落ちやすく、使用時間も短くなりがち。
そのため、どこまでの吸引力を求めるのか?どこまでの重さなら許容範囲なのか?使用時間の希望はあるか?など、さまざまな要素を確認しながら、本当に適した掃除機を選んでいただくことが、掃除機選びで失敗しない選び方です。
- ペットを飼っている方は →「ペットの毛に強い掃除機の選び方」の記事へ(準備中)
- 花粉・アレルギーが気になる方は →「花粉・アレルギー対応の掃除機選び」の記事へ(準備中)
- 予算を抑えたい方は →「予算3万円以内で選ぶ掃除機」の記事へ(準備中)
- ダイソンと他社の違いをじっくり知りたい方は →「ダイソン他社比較」の記事へ
結局、自分にはどのメーカーが合う?
- とにかく安心感・ラインナップの幅広さなら → パナソニック
- 吸引力で選ぶなら → ダイソン
- 静かな音、国内メーカーで吸引力なら → シャープ
- 軽さで選ぶなら → 日立
- コスパ重視でまず一台揃えたいなら → 東芝
- 見た目のかっこよさ、吸引力なら → シャーク
それでも決められないときは、掃除機選び相談室へご相談ください
ランキングという形でまとめてみましたが、正直なところ、順位だけで選んで後悔するケースを売り場でもたくさん見てきました。ご家庭の間取りや掃除の悩みは一人ひとり違うので、最後はやっぱり「自分の暮らしに合うかどうか」で決めるのが一番です。
私は今も売り場に立ちながら、6社すべての実機に触れています。この記事だけでは書ききれない、お客様お一人おひとりの状況に合わせたご提案も可能です。
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